スペクトラキャンドル風 その2

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製品試作の為、パラフィン系ワックスを数種類ブレンドし型へ流し込む。
流し込んだタイミングでワックスの対流を観察するのですが、
「ん?」この対流パターン・・・ソイワックスに似ているなぁ・・・
ならばパラフィン系だけでもスペクトラキャンドル風になるのか?
と言う事でパラフィン系の独自ブレンドワックスを使いテストしてみました。

一般的にスペクトラキャンドルは植物性ワックスで作る様ですので、
(正しい制作方法や原料は知りませんので勝手な解釈ですが)
前回のスペクトラキャンドル風でもソイワックス100%でやってみた訳です。
その際、何故、植物性なのか?が最大の疑問だったのです。
パラフィンじゃダメなの~?他のワックスじゃダメなの~?
自分なりの解釈を求め、比較テストをしてみた事で理由が解りました。
スペクトラキャンドル
上の画像はパラフィンワックス100%での制作。
出来ない訳じゃないですが、全体に色がうっすらと広がり綺麗じゃない。
ベースとなるワックスの色合い、透明度などが
ストライプを印象的に見せないですね。
単色での製作はまだ見れますが、複数色を使うと色のにじみや混ざり合いが汚い。
最大のネックは固まるスピードが遅すぎる事。

次に独自ブレンドしたパラフィン系ワックスを使ってみます。
スペクトラキャンドル
あらら・・・やっぱり。。。
融点がソイワックスとは違い、いつになっても表面が硬化しない。
結局、ストライプは先端部だけになってしまいました。
ならば硬化速度に微調整を加え・・・こんな感じに。
スペクトラキャンドル
それっぽく見える様になりました。
パラフィン系だけでも出来なくは無いのですが、
今回のテストで何故植物性を使うのか理解できました。
・ストライプが綺麗に出しやすい事
・温度調節をしっかりすれば後は放置で出来る
・ワックス対流スピードがカラーを邪魔しない
・ワックスの硬化点タイミングが丁度良い
・何よりも見た目が綺麗に仕上がる
と言う事なのかも知れません。
あくまでも個人的な解釈ですが。

また疑問が湧いたら続編を記事にしたいと思います。
本日もご覧頂き有難う御座いました。

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