「自宅にある蜜蝋が勿体ないのでキャンドルを作りたい♪」というご要望を沢山頂きます。市販品の蜜蝋なら芯選びも比較的簡単なのですが、養蜂家さんから頂いた蜜蝋になると、私達も蜜蝋の状態が解らないので芯を選ぶのも難航してしまいます。。。
蜜蝋キャンドル作りで一番の難題が、この芯選びです。キャンドル屋の立場からしても、これ本当に難しいです。難しくしている原因の一つが「ロウの精製レベル」です。ここが養蜂家さんによって様々なパターンがあるので、実際にキャンドルを作り火を灯してみないと解らないのです。
うまく相性が良い芯が見つかればラッキーなのですが、どの芯を使っても全て炎が小さくなるパターンや鎮火してしまうパターンも多々あります。この場合の殆どの原因が蜜蝋に残っている不純物です。この不純物がロウを芯糸が吸い上げている最中に糸に付着してしまい、芯の目詰まり現象を起こします。その結果、ロウが吸い上がらないので炎が小さくなってしまったり消えたりする訳です。
対策はただ一つ、蜜蝋の精製レベルをもっと上げて不純物を取り除くという事です。コーヒーフィルターや茶こしで数回ほど濾過した程度ではキャンドル用には使えないのが現実です。私達も最良の濾過方法を知りませんので、これ以上のアドバイスが出来ませんが・・・スミマセン・・・。
養蜂家さんからも多くリクエストを頂いていますので、お手持ちの蜜蝋と弊店取り扱いのキャンドル芯が適合するかどうかをテストするためのキットをご用意しています。芯は12種類がセットになっていますので、ご自宅で蜜蝋を溶かして頂ければ直ぐにテスト出来ます。相性の良い芯が見つかると良いのですが・・・是非、お試し下さいね!