古民家暮らしにはリフォーム作業が必須項目で御座います。業者さんに頼めば見事に美しく生まれ変わるのは承知の上ですが、それなりの料金も当然掛かります。そこにお金を掛けるのであれば、お店の仕入れに回したいと思ってしまうのは商人の性なのかもしれません。てな訳で2年間、見なかった事にして放置していた居間の床リフォームに着手する事に致しました☆
一回の投稿では長くなってしまうので、前編・後編に分けて御覧下さいね。
リフォーム前の畳張りの様子です。居間は殆ど使っていないのですが、絨毯やカーペットを敷いて直視しない様に暮らしておりました。しかし、凹んでいる部分と何故かカッチカチの部分が混在して最近は歩くのもテクニックが必要になって参りました。
広さは16畳、やりごたえ満載で御座います。畳を剥ぐのは簡単な作業ですが、それよりも不安なのは女将さんの一言「死体出てこないよね!?」ここで言う死体は動物の事ですが、ニャンコもアナグマもイタチも徘徊しているので床下でミイラ化しているんじゃないかと・・・怖いなぁ~~~
意を決してオリャ!オリャ!!と畳めくりに突入です!
剥がした畳はとりあえず外にボ~ンボ~ンと放り投げ・・・
ヤッベーなこりゃ!ご近所から「どーしたの?事件??」と騒がれない様に片付けしましょう~
店主、愛車エツゴローに畳を乗せスッタカスッタカ・・・
「畳持ってドコイクノ~~~?」と女将さんの絶叫が後方から聞こえます。
向かった先は畑♪畳は廃棄しませんです!勿体ない!畑の畦に置いて通路の足場に致しますよ。頑張った畳もやがて大地に戻りますからね♪
さて畳の行方はともかく、畳の無くなった状況はどうなったかと言うと・・・
当然ですが床板むき出し☆お見苦しい絵ヅラですが、こういうのに慣れてしまった私達は「ん~思ったより悪くない・・・」と至って普通のリアクション。もっと板の腐食が進んでいるかと想定していたのですが、殆ど交換しなくて済みそうです♪
出た!発掘!!囲炉裏&掘りごたつ☆☆☆前の家主さん曰く「囲炉裏なんて見た事無い」とおっしゃっていたので、多分半世紀以上は閉ざされていたと思います。囲炉裏も掘りごたつもありましたよ~♪
さぁ、囲炉裏は復活させるべきか、掘りごたつは残すべきか・・・ここでリフォーム計画が狂ってしまったので重役会議に突入!・・・その結果、囲炉裏の老朽化が激しいので塞いでしまう事に、そして掘りごたつ部分は復活させる事に致しました☆
作業再開です!次は床板を剥がなくてはなりません。乾燥剤をブチ撒く必要があります。床板を剥ぐ・・・そこに死体!?・・・未知との遭遇が待っていますです。
女将さん「ヒィ~~~ヒィ~~~~」
残念ながら死体無し!事件性ゼロで御座いました。。。
急に強気になった女将さん、掃除機でブイブイとゴミを吸い上げ、床板を丁寧に拭き上げてくれました♪
拭いていみると以外に良い板材なのが判明!このままでも住めるんじゃないの~♪(江戸時代か!?)
ご苦労さまです!床板もキレイになったので、ここからは店主の修行が始まります☆
歪んだ床板の上から角材の根太(ねだ)を打ち、水平に戻して断熱ボードを入れます。ネダ・ダンネツ・ネダ・ダンネツ・ネダンネツ?・・・と繰り返します。
あ~~~腰が痛いッス。。。。
黙々と作業を進めてネダンネツ地獄終了♪掘りごたつエリアは後のお楽しみ☆
と言う訳で今回はここまで♪
後編では合板の打ち付け作業と仕上げのカーペット貼りになります。お楽しみに~~☆
居間のリフォーム後編はこちら