店頭ではこの様な表示のキャンドルが時々出てきます。
キャンドルの燃焼テストです。炎の強さ・ワックスの溶け方・燃焼時間など形や大きさを変えてデータを取ります。製品としてデビュー出来なければボツ(幻のキャンドル)とも言えます。可愛そうな感じですが、実はこのテストしているキャンドルも5年前に作ったタイプの素材比率を変えたバージョンアップ版ですので、一度ボツになっても何年後かに出てくるやもしれないのです。
果たしてデビューなるか!?
表面はクロコダイル柄が出る様に素材配合をしています。デザイン柄としてはチョッと気持ち悪いかもですが、炎に照らされると柄が面白い感じに見えるので、個人的には嫌いじゃないですけど、ん~・・・商品として成立するかは別問題だからなぁ~・・・と、店主モヤモヤ悩み中。
表面柄といえばパームワックスなど使えば結晶模様やフェザー模様など簡単に作れます。ちょいと温度を低めで充填すれば模様も大きくなり、高めでやれば細かい模様になるので、工夫すれば出来上がりも楽しくなります♪
BUT、それだけじゃ、つまらない~(店主のぼやき)という訳で無い物ねだりの悪いクセが出てしまうのです。ですがコレ、大変な沼にハマっていくのでオススメ出来ません。
難しい話は一気に飛ばしますが、キャンドル作りはケミカルだったという事です。こんな模様にしたい!こんな風合いにしたい!と欲を出すと、どんどん難しくなってしまいます。パルミチン酸にオレイン酸、リノール酸が少々に・・・なんて事になります。なので止めといた方が得策です。
そんな訳で店主が製品化出来なかったキャンドルの中でも、未だにシミッタレて復活させたいマボロシ~を一つご紹介します!
火を灯す前はツルン&ノッペリとしたソイキャンドルピラーの表情なのですが、灯してしばらくするとキャンドル表面に汗をかき始めるのです。それが落ちながら外気に冷やされて硬化すると画像のような雫の風合いが生まれます。
そして火を消してキャンドル本体が冷えてくると・・・
なんて事でしょう~!表面全体に今度は結晶模様が浮かび上がってきます。
一粒で2度美味しいッス☆☆店主ルンルン♪
「雫のろうそく」と命名までしましたが・・・
「何か気持ち悪い~~~」(女将のボヤキ)
この一言で一気にテンションガタ落ちしましたが、
「きっといつか日の目を見せてやるからな!」(心の雄叫び)
沼からは出れそうにありません。。。